最近読んだ本・・・ 『野生の科学』など〜


中国茶読本』島尾伸三 (著) /平凡社

まるで香気の精を飲むような美味い中国茶に開眼して15年。著者が中国に通って集めたお茶と、それにまつわる話を綴る、写真読本。青茶、紅茶、白茶、薬茶など、中国茶のある暮らしの楽しみを伝える。

古本屋で見つけた本。
お茶にまつわる、ごく日常の写真がたくさん載っていて写真集としても楽しい本。
あぁ武夷岩茶、飲みたい〜〜


『ダーリンの頭の中』小栗左多里&トニー・ラズロ (著) /メディアファクトリー

ダーリンは外国人』シリーズ、待望の新刊!!
トニーの脳内世界をめぐる旅、再び!!
英語と日本語の「?」はもちろん、今回は世界の風習や、いい間違いのあれこれ、暦や十進法などにも斬りこみます。
大人気コミックエッセイ、『ダーリンの頭ン中』の実に5年ぶりの新刊! 語学オタク、トニーの脳内世界を、さおりと一緒に探ります。
「じゃんけん」は、世界でどう展開されている?「ちょっとトイレに・・・」の素敵な言い回しって?
日本語は「記憶」に向いている言語だったり、お正月が寒いのに「初春」と言われる理由がわかる!
最後はトニーが、あたらしい言語つくりにトライ・・・???
読むと必ず知恵がつく、楽しく学べるコミックエッセイの定番です!

ダーリンは外国人』が面白かったので、子どもが図書館から借りてきました。
トニーさん、そうとうの語学オタクで本当にいろんなことを知っていて面白おかしく感心して読みました。
小栗 左多里さんの『英語ができない私をせめないで!』も面白かったぁ〜というか、日本人みんなこんなレベルだよなぁと逆に安心(?)いや、いや安心してはいけないのですが。。。



『野生の科学』中沢新一(著)/講談社

ガリレオデカルト以降、現代の原子核物理に至る近現代の「科学」=客観科学は、「自然」を人間の外部としてコントロールしようとします。レヴィ=ストロースはそれを「家畜化」と名付けました。その科学技術は、昨年この国で大惨事を引き起こしました。「科学」が覇権を握る近現代において、人類学や民俗学だけが、「科学」に細々と抗い、「野生型」の知識の豊かさが無尽蔵にあることを、明らかにしようとしてきました。その精神を引き継ぎ・発展させ、豊かで、具体的で、世界・自然と交感する新しい科学の創造を提示していきます。
本書は、「野生の科学」の精神をもって、多岐に亘るテーマを扱っていきます。
「科学」を乗り越えるインターフェイスの思想。「自然過程」で働く〈不思議な環〉を組み込んだ新しい人間科学。神話的思考による「ねじれ」、贈与的「新経済学」、「穴の幾何学」による「心的トポロジー」。
柳宗理「民藝」運動、深沢七郎「普遍文学」。アール・ブリュット、アール・イマキュレ、現代美術と心の構造の関係、そして曼荼羅が表現する「心そのもの」。
稲荷山(京都・伏見)、甲州(山梨)、熱海をアースダイビング。その上で、「土地」と脳の関係を「野生の地図学」として抽出します。

2012年9月23日の中沢さんのを聴いていて聞き手の蒲田さんが、「噛んでも噛んでも噛み切れない、咀嚼率15%の固〜い本」と言っていてました(笑)
ラジオで中沢さんが“コモディティ”とさかんに言っているのでなにかな?と思ったら、
[製造メーカーや販社ごとの機能・品質などの差・違いが不明瞭化したり、あるいは均質化することを指す。。。市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとってはどこのメーカーの品を購入しても大差ない状態]
だとか。。。
本の業界では新書が一般的になっている昨今、文学も大量生産、大量消費、大量廃棄になっている。。。この本はそんなコモデティ化に対抗して、というか、思想でそれをやったらもう終わり、という気持ちで出した本だとか。。。なるほど。しかし理解には程遠い道のりを感じました(-_-;


『パンがいっぱい』大村 次郷 (著, 写真) /福音館書店

パンの発祥の地はメソポタミア地方、現在のイラクあたりです。そこには、日本でふだん見ることが少ないパンがいっぱいあります。めずらしい形や、めずらしい食べ方、家族や村の人たちが協力してパンを焼く様子など、何千年も昔からパンを命をつなぐ糧として大切にしてきた地方ならではの生活風景を、貴重な写真とわかりやすい文章で紹介します。
パンという食べ物が生活のすみずみまでとけこんでいる様子が、子どもたちがパン作りや買い物などを手伝う生き生きした表情を写し撮った写真から伝わってきて、人と食べ物の関係を、もう一度新たな目で見直すことができます。子どもたちと、たくさんの種類のパンを見るだけでもワクワクする写真絵本です。

どのパンもおっきい!そして平べったい!
パンの原点といった感じのパン。。。あぅぅ、おいしそ。。。
その土地や生活に根ざした食べ物は本当に豊富で素朴で見るからにおいしそうです(じゅるっ)。。。失礼^^;
一番食べてみたいのがトルコのユフカという薄く、ぺらぺらのパン。羊の肉やトマト、チーズやネギを巻いて食べるそうです。。。



『edu (エデュー) 2013年 01月号』小学館

小学生ママの子育て応援マガジン

そうとうひねくれている私はこういった本は自分からはめったに読まないのですが、七ヶ宿の佐藤さん夫妻が載っているとのことで借りてきました。
気持ちがラクになる子育てのススメ、がんばるママじゃなくていい、、、などキーワードがいっぱい。
佐藤さんのページもステキであると同時にすごいな〜と感心。。。自分には眩し過ぎる本でした。。。(^_^;