最近読んだ本〜『絶叫委員会』など


上の子が穂村弘にはまっていて、ず〜っと前に菜の花村店長さんよりお借りした「絶叫委員会」がまた読みたい、と。。。
はて、題名に覚えがないなぁと思いつつまた借りてみたら思い出しました^^;
「これもあるよ」と春日さんとの対談本も貸していただきました。
『君がいない〜』は図書館より。

『絶叫委員会』穂村弘(著)筑摩書房
穂村さんは1962年北海道生まれ。歌人。短歌にとどまることなく、エッセイや評論まで広く活躍中。。。だそうです。
昨年まで日曜の夜のNHKラジオで「夜はぷちぷちケータイ短歌」のレギュラー歌人だったのでよく聴いていました。
さすがは言葉の魔術師(って言い方古っ)どこを読んでも笑えます^^
特に気に入ったのは“天然”の章で「ドッペルゲンガー」を「トーテムポール」と間違えて憶えていた友人の話。狙っていないこの天然さこそ世界平和への道!?という穂村さんの視点がスバラシイ。


『人生問題集』春日 武彦 (著), 穂村 弘 (著) 角川グループパブリッシング
春日さんは“自慢じゃないが私も充分おかしいと胸を張る辣腕(本当)精神科医”だそうで〜^^確かにそういう面がないとできない仕事かもしれません。
人生の壮大なる問題・・・愛、友情、孤独、家族など等を毎回力の抜けた感じで対談されてます。
穂村さんは不意に立ち現れる圧倒的な違和感、現実の裂け目みたいなものを注意深く観察し、言語化することによって狂わずにいられるのかな〜と思えます。
これといったトラウマもなく、平穏にぬるく育った一人っ子(失礼)、手持ちのカードがないからこそできることもあるのかもしれません。


『君がいない夜のごはん』穂村 弘 (著) NHK出版
きょうの料理ビギナーズ』の人気エッセイ「真夜中の電子レンジ」を中心にまとめたものだそうです。
まずは味音痴ぶりが笑えます。それから干しイチジクにはまった話。ある日、袋の注意書きに”まれに虫が入っていることがあります”というような表示を見つけ、いままで確認もせず無防備に食べた大量のイチジクにどれくらい入っているか計算する、、、というくだりが笑えます。
私もパンに使うイチジクを切って中を確認しますが、穂村さんが算出したほどは入っていないと思いますよ。
食べるときの音「メンリ、メンリ… 」もナイスです^^