最近読んだ本&マンガ〜『どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?』など


銀の匙 Silver Spoon』荒川 弘(著)/小学館コミックス
いつもの菜の花村店長さんよりお借りしました。

寮があるという理由で大蝦夷農業高校(エゾノー)に入学した八軒勇吾は、将来の目的が定まっているクラスメイトに劣等感をいだきつつ、実習や部活に悪戦苦闘の日々〜
名前をつけてしまった仔豚“牛丼(間違った!)豚丼”の肉を全部買い取り。。。おいしそ!!
汗と涙と泥まみれの酪農青春グラフィティ!だよ^^


『猫なんか呼んでもこない』杉作(著)/コンペイトウ書房

こちらも店長さんが貸してくれたマンガ。人気のようでアマゾンで随分待たされたそうです。
ほんとうにあった、猫と男の物語。 ブアイソウな黒猫と暮らすことになった、プロボクサーのオレ。猫なんか大嫌いだったが、ボクシングの夢が断たれたあと、オレを頼ってくれたのは、このちっぽけな猫だけだった……。ブキヨウさにニヤニヤ、ゆるゆるなごんで、最後にホロリ。深くしみいる、大人の実録猫マンガ。。。。内容紹介より。
始めはお兄さんがマンガを描いていてそれを手伝っていたようですが結局お兄さんはマンガをあきらめたようです。そちらも読んでみたいものです。


『歪曲報道』高山 正之 (著)/PHP研究所

朝日新聞NHK、TBS…あなたは、まだ彼らを信じられますか?名物コラムニストがマスコミの病理を一刀両断。。。内容紹介より
「まえがき」に、アメリカ人や中国人などから歴史論争を吹っかけられて、逆にやり返したエピソードが書かれています。
私は本当に歴史に疎いので記者が言っているようにもし他国の人から歴史的なことで攻められたすぐに謝ってしまうかも。。。
これからは"新聞やメディアが流す情報が信ずるに足るものかどうか見抜く力"「メディアリテラシー」を鍛えなければならない時代なのだそうです、、、。


修道院のお菓子―スペイン修道女のレシピ (天然生活ブックス) 』丸山 久美 (著)/地球丸

厳しい戒律のもと、つつましく暮らす修道女たち。修道院では中世の時代から、レシピを大切に守りつづけています。材料が豊富にはない時代に生まれたレシピなので、つくり方はとてもシンプルですが、しみじみおいしくて、どこかほっとする味わい。素朴でかわいい修道院のお菓子、50品。。。って良く見ないで図書館に返してしまいましたぁ(>_<)


『どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?』内田 樹 (著), 高橋 源一郎 (著) /ロッキングオン

3・11以降の「もう元には戻れない日本」で、我々はどう生きるのか。稀代の論客ふたりが真正面から政治を語る、総合誌SIGHTの大人気連載、単行本第2集。。。。内容紹介より
第一集『沈む日本を愛せますか?』を読んでいませんが。。このお二人のことなので(あ、ホストは渋谷陽一さん)話がどんどん展開していくスピード感と面白さがある。
この対談と同じように『日本の文脈』中沢新一内田樹の対談でも、下の『歴史と現在』の高橋源一郎中沢新一の対談でも「これからは「男のおばさん(もしくは男でおじさん)」「おばさんっぽい父」がロールモデルになりうるという話が出てきて笑える^^


『歴史と現在』原 武史 (編集)/ 河出書房新社

第二章立花隆と原武志の対談「共産党と情報公開」を読んで、今ひとつわからなかったいわゆる、左翼、右翼というのがなんとなく見えてきたような。。。


梯久美子さんと原武志の対談「戦争とノンフィクション」では著書『散るぞ悲しき 硫黄島総司令官・栗林忠道』の取材や執筆のエピソードに感銘を受けました。
梯さんが会ったことのない人物を調べていくうちに今、まさに自分たちが未来から見られているのだという視点に気が付いたことは本当に重要なことだと思いました。
私たちが過去の戦争を「なぜ誰も止められなかったのか」と思うように、現在の私たちも未来から問われ、批判されるだろうという想像力。未来からの目に耐えられる行動をとりたいという梯さんの思い共感します。


その他、音楽史家 渡辺裕さんとの対談「音楽と政治」では石巻市(旧河南町北村地区)に今も継承されているジンタの話があって小学校の運動会で演奏されているとのこと。日本のもともとの音楽には和音がないので、皆同じ旋律で吹く。管楽器が三人もいるのに同じ旋律を吹いて、しかもそれがずれているのものだから妙な味を出している^^という話は隣町に住んでいながら全然知らないことでした。