最近読んだ本&マンガ・・・『低線量汚染地域からの報告』 馬場朝子・山内太郎 (著)/NHK出版 など〜


低線量汚染地域からの報告―チェルノブイリ 26年後の健康被害 』 馬場朝子・山内太郎 (著)/NHK出版

いまなお続く放射能汚染による健康被害
昨年4月、ウクライナ政府はチェルノブイリ原発事故後の、国民の健康への影響を詳細に調べた報告書を公表した。低線量汚染地域に居住してきた人々への定点調査では、甲状腺がんや心臓疾患、白内障といった疾病や慢性疾患の増加という実態が浮かび上がってきた。四半世紀を経てなお続く原発事故の「後遺症」を綴る。

NHKのETV特集で見て衝撃を受けました。
今回、本になっていてさらにじっくりと読むことができました。

ウクライナでは年1ミリシーベルト以上は移住権利地域、5ミリシーベルト以上は移住地域。
日本ではこの年1〜5ミリシーベルト程度の地域に数百万人、0・5ミリシーベルト以上の汚染地域ならば1千万人以上が暮らしている。。。自分の住むこの場所も。
チェルノブイリから140キロ離れた低濃度汚染地帯の都市コロステンに暮らす子供たちの75%以上が何らかの疾患を抱えているという「現実」。。。
IAEA(国際原子力機関)、WHO(世界保健機関)、UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)など、国連の諸機関がチェルノブイリ原発事故の被災者に現れるほとんどの病気と、チェルノブイリ原発から放出された放射線との関係を認めていないのに対し、ウクライナ国立記録センター(2012年現在、236万4538人の被災者のデータをまとめている)がまとめたウクライナ政府報告書のあまりの違いに驚愕せざるをえません。。。


『日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー』安田 洋祐 (著), 菅原 琢 (著), 井出 草平 (著), 大野 更紗 (著), 古屋 将太 (著), 梅本 優香里 (著), 荻上 チキ (編集), SYNODOS (編集) /光文社新書

「ダメ出し」ではなく「ポジ出し」を!
非難やあら探し、足の引っ張り合いはもういい。ポジティブで前向きな改善策を話し合おう――。
経済、政治、社会保障、医療、エネルギー各分野の気鋭の研究者、当事者が、日本再生のための具体的な戦術、政策を提案する。
安田洋祐「社会を変える新しい経済学――マーケットデザインの挑戦」
菅原琢「データで政治を可視化する」
井出草平社会学は役に立つのか?――ひきこもりの研究と政策を具体例として」
大野更紗「『社会モデル』へのパラダイムシフトをまなざす」
古屋将太「環境エネルギー社会への想像力と実践」
梅本優香里「貧しい人びとの仕事をつくる」

「ポジ出し」に共感!でもなかなかそうは行かないのが世の常。。。
かなり込み入った難しい話ばかりなので途中で断念しそう(-_-;


『本人伝説南』 伸坊 (著), 南 文子 (写真) /文藝春秋

顔全体で本人になりきる。それが重要。
管直人から浅田真央松田聖子から橋下徹まで近年の有名人になりきる「本人術」。なりきれば真実が見えてくる?!爆笑必須の一冊

日曜朝のNHKラジオ「著者に聞きたい本のつぼ」で野口さんが紹介していたのを(重)が図書館で見つけて借りてきました。
とにかく、笑える^^ 本人になりきってるコメントも笑える^^
どうしてあのえらの張ったシンボーさんがこんなにいろんな人に似せることができるのか不思議。
顔の陰影は顔にメイクで直接描きこむというのもすごい!


『苔盆景入門』木村 日出資 (著), 左古 文男 (著) /日東書院本社

苔盆栽は水石や樹木を配して神仙境を盆上におさめた盆栽同様、画題は大自然の景色を写し取る事に変わりありませんが、苔が主で草木が縦になっている点に特徴があります。また、長い月日を経て年寂びて完成する盆栽とは違い、作ったその日から楽しめる点が最大の魅力です。
本書は、生苔の採取方法から品種紹介、盆栽の作り方、管理の仕方まで、「苔盆栽」のAtoZを指南する一冊です。

下の子が盆栽好きで借りてきた本。
本当に苔はかわいいし、私も大好きなのですが、放射能を取り込みやすいということでちょっと素手で触ったりするのは危険です。
検査に出して数値を把握すればいいのですが、、、簡易的にガイガーカウンターを近づけてみて0.1μsvを越えるようなら5000ベクレル以上あるだろうと「てとてと」さんに教えていただきました。(数値を間違えてましたので訂正しました)